レーズンが持つバストアップ効果
レーズンには、ボロンと呼ばれるミネラルの一種が含まれています。ボロンは、別名「ホウ素」とも呼ばれる成分です。
ボロンには、女性ホルモンの一種であるエストロゲンを分泌させる効果があります。エストロゲンは、肌にハリを与えたり、血流の流れを促進させたりなど、女性にとって嬉しい働きをしてくれるホルモンです。
ひとつ注意してほしいのは、ボロンという成分そのものに、バストアップ効果があるわけではないということ。
ボロンを摂取するとエストロゲンの分泌が促され、乳腺が発達します。乳腺が発達すると、その周りに脂肪が蓄えられ、結果としてバストアップに繋がるのです。
レーズンにはボロンの他に、ポリフェノールなども含まれています。
バストアップに効果的なレーズンの食べ方
レーズンは、できるだけ火を通さず、そのまま食べるようにしましょう。ボロンは熱に弱いため、加熱するとせっかくの成分が壊れてしまいます。
レーズンというと、ケーキやパンに入れて焼く調理方法もありますが、ボロンの効果を得たい場合は、なるべく生のまま食べることを心がけてください。
ちなみに、レーズンは1粒0.6g程度で、10g食べると30キロカロリーほどとなります。
レーズン100gに対し、ボロンの含有量は4.51mgとなっています。
ボロンの1日の摂取量は3mgほどが推奨されているため、レーズンを食べる場合は量についても考えてみてください。
レーズンが苦手な場合は他の食材を代用
ボロンは、レーズン以外にもたくさんの食べ物に含まれている成分です。
もし、「レーズンのカロリーが気になる……」「レーズンだけを食べ続けるのは苦手!」ということであれば、以下の食品を積極的に摂取してみましょう。
- キャベツ
- りんご
- ナッツ
- 海藻類
キャベツの場合は、摂取量100gでボロン含有量1.45mg、りんごの場合は1個で1mgとなっています。
ボロンは他にも、ナッツや海藻類等にも入っているため、それぞれの食材の含有量とカロリーを計算したうえで、日替わりメニューを作ってみるのもよいでしょう。
レーズンの食べ過ぎには要注意!
ボロンやポリフェノールの効果があるとはいえ、レーズンを食べ過ぎるのもよくありません。
レーズンはカロリーが比較的高く、バストアップの必要量である60粒前後を食べるとなると、195キロカロリーにもなってしまいます。
また、レーズンを食べ過ぎてエストロゲン過多になってしまっても問題です。エストロゲン過多になると、乳がんや子宮筋腫などの病気にかかるリスクが高まります。
レーズンには果糖やブドウ糖が多く、食べ過ぎるとその影響でお腹を壊しやすくなることもあります。鉄を含んだ食べ物であるため、適量ならば貧血の予防にもなりますが、過剰摂取した場合は胃のムカつきや吐き気などが起こる恐れがあります。
まとめ
レーズンには、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を助けるボロンという成分が含まれています。
ボロンは熱に弱いため、レーズンを食べる際はなるべく加熱せず、生のまま食べましょう。
レーズンが苦手という方は、キャベツやりんご、ナッツ、海藻類などがおすすめです。
早くバストアップしたいからと、レーズンばかりを食べ過ぎてもよくありません。思わぬ健康被害を避けるためにも、レーズンは適切な量を守っておいしく食べていきましょう。