もくじ
イソフラボンがバストアップに効果的なワケ
バストアップに欠かせない成分として、必ず名前の挙がるイソフラボン。
イソフラボンとは、主に大豆製品に多く含まれている成分です。
なぜイソフラボンがバストアップに欠かせないかというと、イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをするからです。
エストロゲンは、バストに必要な乳腺を増殖・発達させてくれる効果を持ちます。
バストは主に乳腺と脂肪で構成されており、割合はおよそ1:9程度です。乳腺が増えればそれに伴い、乳腺を保護するために脂肪も増え、結果として豊満なバストへと成長します。
イソフラボンが含まれている食品は?
イソフラボンは、大豆製品に多く含まれています。以下に、イソフラボンが多く含有されている食品をリストにまとめてみました。
- 納豆
- 豆腐
- 豆乳
- きな粉
各食品のイソフラボン含有量はどのくらい?
ここからは、各食品のイソフラボン含有量について見ていきましょう。
納豆や豆腐、豆乳やきな粉には、それぞれ以下に記載している量のイソフラボンが含まれています。
納豆(1パック) | 約35mg |
豆腐(1丁) | 約80mg |
豆乳(1パック) | 約41mg |
きな粉(大さじ1) | 約9mg |
上の表でまとめたイソフラボンの含有量は、あくまで目安です。
イソフラボンは1日にどれくらい摂取するべき?
イソフラボンの1日の上限摂取量は、70mgから75mgとされています。しかし、これはあくまで上限摂取量です。
1日でイソフラボンを70mgほど摂取しようとすると、食事のメニューにある程度の工夫が必要になってきます。「毎日の食事メニューをいちいち考えるのは大変……」という方がほとんどですよね。
バストアップを目的とする場合は、イソフラボンを1日に50mg摂取しましょう。
50mg程度なら、さほど食事のメニューに工夫を加える必要もなく、比較的続けやすい量であるとされています。
イソフラボンが働くのはエクオールのおかげ
エストロゲンに似た働きをするため、バストアップでは何かと重宝されるイソフラボン。
しかし、なんとイソフラボンを摂取しても、エストロゲンに似た働きをしない場合もあるのです。
そもそも、イソフラボンが単体でエストロゲンに似た働きをするわけではありません。イソフラボンは体内で消化される過程の中で、腸内細菌によって代謝され、エクオールという成分に変化します。
このエクオールこそが、エストロゲンに似た働きをする成分なのです。
- 乳がんを予防する
- 体脂肪率を下げる
- 高血圧を改善する
- お肌にハリ・ツヤを持たせる
- コラーゲンを増やす
エクオールはこのように、女性の健康・美容にとって非常に役立つ嬉しい成分です。
誰もがエクオールを産出できるわけではない
バストアップ以外にも、女性の美容や健康によい影響をもたらしてくれるエクオール。
しかし、イソフラボンを摂取すれば、誰もが自然にエクオールを産出できるわけではありません。
実は、イソフラボンを摂取しても、イソフラボンがエクオールに変化しない場合もあるのです。
エクオールを体内で作るには、イソフラボンをエクオールに代謝する腸内細菌が必要です。この腸内細菌が存在しているか、または存在していても活動が活発かによって、エクオールが作られるかどうかが決まります。
エクオールを作れてる?確かめる方法は?
いくらイソフラボンを摂取しても、体内でエクオールに変化してくれなくては意味がありませんよね。そこで気になるのが、「私はちゃんとエクオールを作れているのかな?」という点。
イソフラボンを摂取した時、エクオールに変化させることができているのか、確かめる方法があります。それがエクオール検査です。
エクオール検査とは、その名の通り、イソフラボンをエクオールに代謝できているかどうかを確かめるための検査です。病院に行く必要はなく、Amazonで検査キットを購入できます。
検査内容はとても簡単で、採尿容器を使って尿を採り、返信用封筒に入れてポストに投函するだけです。検査結果はスマートフォンの画面上で確認できます。
エクオールが作られない人はどうするべき?
エクオール検査の結果、中にはエクオールを作ることができていなかったと判明する人もいます。
「エクオールを作れない体質なら、いくらイソフラボンを摂取しても無駄ってこと?」と落ち込んでしまうかもしれませんが、そうとも限りません。
エクオールを作れる人と作れない人の違いは何かというと、大豆製品の摂取量です。エクオールを作れる人は、普段から積極的に大豆製品を食べているということが分かりました。
ソイチェックを受けた方々に、毎日の食事でどれくらい大豆を食べているかアンケートを取らせていただきました。 その結果、あまり食べない人は24%、ほとんど毎日食べている人は50%。大豆を食べる頻度でエクオールを作れる人の割合は2倍も違っていました。
出典:エクオール検査 – 株式会社ヘルスケアテムズ
このことから、エクオールが作れていない人は大豆製品を積極的に食べるとよいということがいえます。
事実、1回目の検査でエクオールが作れていないと分かった人でも、意識して大豆製品を摂取するようにしたら、2回目の検査でエクオールが作れるようになったというケースもあります。
まとめ
イソフラボンは、乳腺を増殖・発達させるエストロゲンに似た働きを持っています。
このため、イソフラボンを積極的に摂取することが、バストアップに効果的だとされています。
しかし、イソフラボンをエストロゲンに似た働きをさせるためには、腸内でイソフラボンをエクオールという成分に代謝させる必要があります。イソフラボンをエクオールに代謝できるかには個人差があります。
「私はちゃんとエクオールを作れているかな?」と気になった場合は、エクオール検査を受けてみましょう。簡単な尿検査だけで、自分がエクオールを産出できているかどうかをチェックできます。
エクオールが作られていなかった場合は、普段の食事に大豆製品を取り入れてみるところから始めてみましょう。