生理前に胸が大きくなる?
生理前になると、やけに胸が張って痛くなることはありませんか?
ルナルナが2013年に行った調査によると、約16%もの女性が生理前に「乳房の張り」を感じると答えたそうです。
この張りのおかげで、「ちょっとだけ胸が大きくなったかも?」と錯覚してしまうこともよくありますよね。
中には、「普段より1カップ以上大きくなることもある」女性もいるそう!
生理前に胸が大きくなるのはバストのむくみが原因!
せっかく生理前に胸が張って大きくなっても、生理が終わればそのふくらみもすぐにしぼんでしまいます。
では、一体なぜ生理前になると胸が張るのでしょうか?
その答えは、バストのむくみです。
生理前、つまり排卵後の状態になると、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンが多く分泌されるようになります。
プロゲステロンには、水分を身体の中に溜めこむという性質があります。
プロゲステロンがむくみをもたらすのは、手足や顔だけではありません。
プロゲステロンは、子宮だけでなく乳腺にまで働きかけ、バストも水分を溜めこんだ状態にしてしまうのです。
生理前のバストのむくみが治まるのはいつ頃?
プロゲステロンの分泌がピークを迎えるのは、排卵日から7日後です。
分泌のピークを迎えたプロゲステロンは、その後、徐々に分泌が落ち着いていきます。
身体やバストのむくみは、プロゲステロンの分泌が減少してから数日経つと、ピークを迎えます。
あらゆる部位のむくみの原因となっていた水分は、やがて血液、つまり生理の出血とともに体外へと排出されます。
生理前の胸の張りは、人によって約20%ほど増量されることもあります。
「胸が大きくなったから新しいブラジャーを買わなくちゃ!」と焦る前に、胸の大きくなったタイミングが生理前かどうかをしっかりチェックしてみましょう。
まとめ
女性の胸は、生理前になるとむくみにより一時的にサイズアップすることがあります。
むくみが起こる原因は、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンです。
体内に水分を溜めこむという性質を持つプロゲステロンによって、バストにも水分が蓄えられ、むくむことで一時的に「胸が大きくなった!?」と錯覚してしまうのです。
こうしたむくみの原因である水分は、生理の際に起こる出血とともに体外へと排出されます。
生理が終われば胸のサイズも元に戻るため、一時的なバストアップのために新しいブラジャーを買う必要はないでしょう。